遮音性高くフラットな音のイヤホンを求めて〜SHURE SE112
先日、わりと長時間のフライトで出張に行って来ました。
飛行機では耳栓がわりにイヤホンをしておくとかなり疲れが軽減されるので、いつも SENNHEISER MM30i を持参しています。
この MM30i 、飛行機ではいいんですが、地上で使うと特に歩いているときのタッチノイズが大きめなんです。音質の方もやや「圧」が強いような感じ。シリコンのイヤーチップが密着しすぎるのかもしれません。
そこへ来て、iPhone 7に機種変して、MM30i のマイクとリモコンは使えなくなってしまいました。(iPhone 7以降の機種にはイヤホンジャックがありません)(iPhone用リモコン/マイク付きイヤホン SENNHEISER MM30i。)
そんなこんなでなんとなく新しいカナル型のイヤホンが欲しくなって、出張から帰国してすぐに電器店であれこれ試して、値段と音のバランスで一番ピンときたのが、SHURE SE112でした。
一番の懸案事項だったタッチノイズ。太いケーブルのおかげで十分許容範囲です。少なくとも歩いていて「ビィン、ビィン」という不快な音はかなり軽減されます。
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SHUREのイヤホンは、耳の後ろから上にコードを引っ掛けて耳の穴に入れる、通称「シュア掛け」が推奨されています。なので、LR表示の文字が一般的なイヤホンとは上下逆になっていますね。
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イヤーピースは大中小3つの大きさのものが同梱されています。私は中がピッタリでした。SHURE社が謳うように、遮音性もバッチリ。まだ試していませんが、フライト中も快適に過ごせそうです。
右に見えるMM30iよりもだいぶ大ぶりな本体。コードの付け根も太くて安心感があります。
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肝心の音の感想は「地味だけどフラット」。私の場合は「きらびやかな高音」も「ズシリと響く低音」も必要ありません。求めているのは「すべての音がバランスよく聞こえる」こと。試しにSE112をnord electro 3/73につないで、ピアノの音色で低い音から高い音まで弾いてみると、特定の音だけ大きく聞こえるようなことがなく、すべての音階がほぼ同じ音量で聞こえました。これこそが、私にとって重要な性能。
市価 5千円程度のイヤホンでこの素直な特性。前述の遮音性と相まって、動画編集などの簡易モニター用としても使えそうな気がします。
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#2018/04/16 #SOUND
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